2013年7月10~11日、北海道旭川市で開かれた、第8回「全国市議会議長会」の研究フォーラムに参加し、研修をして参りました。
前日には、数年前に財政破綻で問題となった夕張市役所に訪問し、現在の行政のようすを視察してきました。
■夕張市役所訪問
平成25年7月9日午後から、財政破綻した夕張市役所を訪問し実態について説明を受けました。
昭和35年ころには、人口11万人を超えていましたが、石炭産業の衰退とともに、17あった炭鉱が順次閉鎖され、炭鉱の閉鎖と共に人口も減少し、平成25年3月には人口10,130人になったそうであります。
また過大な観光開発により、平成18年度に夕張市は財政破綻し財政再建団体になったそうであります。
これに対する取組みとして
・産業振興の活性化
・民間支援(寄付)の活用
・財産収入の確保に向けた積極的な対応
・市民による各種施設の運営
・地域の再生に向けたNPO等によるまちづくり
・企業と行政の協働
等だそうであります。
またこういった取組みに北海道から、財政面、行政執行体制の確保、医療給付事業、バス路線の確保、市道の一部除雪、道営住宅の建設、地域の再生・活性化等、多くの支援を受け再建向けて着々と推進されているそうであります。
市役所の議会事務局にお邪魔しましたが、議会事務局の局長さんは、監査事務局長兼務で、議会事務局の職員は1名、監査事務局の職員は1名で、議会事務局と監査事務局合わせて3名という、極めて厳しい執行体制でお仕事をされているのを目の当たりに見て参りました。
また議会も議員数9名、常任委員会は行政常任委員会1つだけ、議会運営委員会7名、決算特別委員会7名(常設の常任委員会は設置していない)、新年度予算審査は行政常任委員会で行っている等、大変厳しい状況でありました。